巡検、フｨールドワーク、野外調査等の学習が、地理教育における最も重要な学習であることは誰もが認めています。ところが、その一方で最も実施されていない学習もまた巡検、フィールドワーク等の学習であると言われています。そこで、全国地理教育学会では『地理教育巡検研究委員会』を設置して、地理教育巡検（※１）の研究と普及をめざしていきます。

その活動の一環として、小学校・中学校・高等学校・大学等における『ワンポイント巡検』（※２）の実践事例・実施計画案を募集し、本学会ホームページに掲載・公開して、ワンポイント巡検の普及に努めていきます。

ワンポイント巡検実践事例・実施計画案の募集

ワンポイント巡検データバンク

（※１）　地理教育巡検とは「小学校・中学校・高等学校・大学等それぞれの地理教育
　　　　　　カリキュラムの中に位置づけられた巡検で、観察を中心に見学・調査等の手
　　　　　　法を用いつつ、野外（現地）を巡ることである。」と定義している。

（※２）　ワンポイント巡検とは「１単位時間内に、学校周辺を、平易で数少ない地理
　　　　　　的事象に絞って行う地理教育巡検である。」と定義している。